東南アジアの寿司、日本食の今!
『就職希望先はどこですか?』の問いに、この数年でぐんっと多くなった答え。
それが『アジア』です。
経済成長著しく、今度も更なる発展が見込まれるアジアは、その魅力も日に日に増しています。
そんなアジアの中心地であるシンガポールに、
東京すしアカデミーは昨年4月、シンガポール校をオープン!
先日、そのシンガポール校にて主任講師として教鞭をとる浅野講師にインタビューしました!
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-シンガポールでの生活はいかがですか?–
最初は暑くて慣れなかったんですが、やっと今は夜は涼しくなってきました。
でも風があると気持ち良いです。
高いところに住んでいると風が入って快適に過ごせるかと思います。
でも家賃はものすごく高いです。
若い人たちは2LDKか3LDKの家をシェアして住んでる人が多いですね。
-シンガポール校に学びに来ているのはどのような方々ですか?-
シンガポールや、近隣諸国の方がきています。
国で言うと、インドネシア・タイ・オーストラリアや韓国の方が多いですね。
後はシンガポール在住の日本の方もいらっしゃったりしています。
シンガポール校の生徒と浅野講師
-以前は日本の東京すしアカデミーでも教鞭をとっていましたが、
シンガポール校と東京校の違いはありますか?–
東京では自分が職人になって世界で活躍したいという方が多いですが、
シンガポールは自分が職人として握るというイメージは余りありません。
オーナーとして伝統的なきちんとした日本の寿司、
そして最低限のスキルを学んで教育にあたりたいという方が多いです。
ビジネス思考ですね。
または、オーナーの方が雇っているシェフの方に受講させるといったパターンもあります。
-現地で実際に生活されてみて、東南アジアでの日本食について感じたことはありますか?–
以前は寿司、すき焼き、てんぷらくらいの代表的なものだけだったのですが、
最近は焼き鳥、カレー、ラーメン、そしてたこ焼きやお好み焼きも目にするようになりました。
後は日本のパンもこちらでは人気です。
あの柔らかさが新鮮なようで、うけています。
基本的に日本食店は繁盛している印象ですね。
日本人が普段日本で口にしているものはほとんどこちらにも入ってきています。
寿司は日本食の代名詞ですのでもちろん重要ですが、
総合的に日本食を学んでいると強いかと思います。
私も元々和食の出身ですので、シンガポール校では
寿司以外の日本食も学べるカリキュラムとなっています。
-シンガポールのお寿司事情について教えて下さい。–
今では寿司はもうかなり浸透していて、普通のスーパーマーケットでもパックに入ったり、
1貫ずつフィルムに入れられて売っています。
どんどんカジュアル化してきているイメージですね。
もう普通に寿司というものが生活者の中に根付いているのではないかと思います。
高級店もあるので、もちろん富裕層の需要もあります。
逆に日本でやったら人気が出るのでは?というものもあるんですよ。
例えばケバブのおにぎりバージョンの様なものとか。
でっかい巻き寿司の様な感じです。
もし日本でそんなお店ができたら、逆輸入ですね。笑
後は、あちらはロールなどでも自分でカスタマイズできるものが人気です。
中に入れるトッピングや五穀米などお米の種類が選べる物も面白いですよね。
-日本人のシェフが東南アジアで就職するのに必要なスキルはなんですか?–
やっぱり、きちんとした基礎を身につけることはとても重要です。
現地の方がシンガポール校に学びに来るのは、
きちんとした本当の日本食、寿司を学びたいからです。
その後のローカライズや創作は基礎を身につけているからこその、
枝葉の別れというように考えたほうがいいと思います。
ミャンマー・インドネシア・ベトナムなど、いっぱいチャンスはありますよ!
講座の様子
-今後シンガポール校をこんな学校にしたい!という思いを聞かせて下さい–
是非、日本人の受講生にももっとシンガポール校で学んでほしいなと思います。
特にご自身でビジネスをやりたいと考えている方は、東南アジアは魅力的な市場ですので、
寿司の技術を学んでいる間も週末などに、近隣国で情報収集や就職活動もできますし、
英語環境で学べるという利点もあります。
アジアのハブであるシンガポールでもっともっと日本食の素晴らしさを伝えていきたいですね!
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東京すしアカデミーのシンガポール校 公式サイト
http://sushiacademy.sg/ja