各国の寿司留学生、真剣な眼差しで学ぶ
1月スタートの平日Diplomaコースでは、各国から寿司を学ぶため来日した、約20名の外国人留学生が受講しています。彼等の留学理由はそれぞれ違います。
オーナーに勉強してこいと言われてイギリスから来たヘッドシェフの方、スポーツ選手の栄養管理士で、寿司は健康に良いからとスイスから、クルーズ船のシェフが、料理の幅を広げるために休暇を利用して、メキシコから。
理由はさまざまですが、みなさん真剣な表情で授業を受けています。殆どの留学生は調理経験が豊富で、やることが早いので、次の作業と作業の合間にカツラ剥きテストに向けて練習練習。
生徒のリチャードさんは、カツラ剥きに慣れていない、同じ班のメンバーにやさしい英語を使って、『練習、練習、心配しなくても大丈夫だよ』と、声をかけていました。
本日の授業はいなだの握りを、魚一本のところからさばき、握るところまでを学びます。中型魚を一本のところからさばくのは今回が初めて。同じ大きさ、同じグラム数になるようにさばかなければいけないので、常に微妙な角度で包丁を入れていき、調節していきます。
村上講師が実践をし、後藤講師が英語に同時通訳して授業がすすみます。細かい説明は後藤講師が、図や絵を紙に書きながら通訳します。『細かい説明をしたり、ニュアンスを伝えるにはやっぱり英語が不可欠です。』 と、村上講師は話していました。
中央左:後藤講師(通訳) 中央右:村上講師
やはり海外から留学に来ているので、お寿司を学ぶ熱意がひしひしと感じられるクラスだと思いました。そしてお寿司を学ぶだけじゃなく、言葉の大切さもとても感じられました。
当校では、1月と7月のDiplomaコースのみ日本語と英語を使った授業があります。外国の方にも、寿司や和食の素晴らしさを伝えられるよう、寿司や調理場での専門用語を学ぶことができます。