開業資金100万円をクラファンで調達!20代で寿司屋開業の事例が続々と
クラウドファンディングで150万円以上の開業資金の調達に成功した畠中亜弥子さん(29)は集中特訓コースの卒業生。80名を超える支援者からは温かい応援のコメントが寄せられている。
同じく集中特訓コース卒業の信田健斗さん(26)も2017年にクラウドファンディングで100万円を超える資金調達に成功するなど、東京すしアカデミーの卒業生の中から20代にして独立する事例が増えている。
20代の若手寿司職人オーナーの成功事例を紹介する。
畠中さんの事例
畠中さんは美大卒業後に日本料理店・和菓子店の勤務を経てすしアカデミーを受講。卒業後はマレーシアの高級寿司店で経験を積んだ。ご実家は奈良県で旅館を営んでおり、幼少期から料理が身近にある環境で育つ。
19年4月に金沢で開業するお店のコンセプトには『あったかくて楽しい「おすしと和食」の世界を楽しめるお寿司屋』を掲げているが、彼女に会っとことがある人ならばなるほどなと思えるキーワードが並んでいる。
東京すしアカデミーの在校生を対象とした座談会が19年2月6日に行われ、畠中さんにはマレーシアでの経験を話して頂いたが「飲み代に10万円使ってしまった。」とニコニコしながら話す明るい人柄が印象的だった。
「私は人とコミュニケーションとるのが好きやし、わからん食べ物でも何でも食べれるからすごい楽しかったんですけど、現地に順応できなくてしんどかったっていう日本人の方も大勢いました。」
という言葉に彼女のタフさ、ポジティブさが現れているように思う。座談会のインタビュー記事はこちらからどうぞ。
飲食店の開業資金調達を目的としたクラウドファンディングでは「お食事代」をリターンとするのを良く見かけるが、畠中さんのプロジェクトで特徴的なのが「後援会員」である。
限定公開のFacebookページで運営の裏側を見られるなどの特典があり、支援者側には特別感のある内容になっている。また、店舗側もコアなファンと密なコミュニケーションをとることができメリットが大きい。
信田さんの事例
寿司屋での修行経験無しで26歳の若さで開業した信田さんは修行をしない代わりに40万円をもって日本全国の高級寿司店をヒッチハイクや野宿をしながら回った。
特に地方の比較的若いの大将の店を回り『わざわざ行きたくなるお店』がどんな店かを研究した。100万円の資金調達に成功したクラウドファンディングのプロジェクトページにはその時の様子なども詳しく掲載されている。
思わず応援したくなるようなプロジェクトには、その努力やアイデアに共感できるだけの臨場感のあるストーリーが必ず語られている。ホリエモンこと堀江貴文さんが彼のプロジェクトを支援したことも話題を集めた。
クラウドファンディングによる開業資金調達の成功事例を紹介しました。二人に共通して言えるのが強い探究心と行動力。そしてチャレンジ精神。彼らのプロジェクトは非常に勉強になります。