日本食の本物の技術と美的センスが学べた!イギリス人シェフ クリストファーさん
今回お話を伺ったのは、外国人のクラスAuthentic Sushi and Washokuコースを受講したクリストファーさん。
ロンドン在住で、プロのシェフとして働いています。
彼が異国の地である東京を訪れ、寿司を学ぼうと決意した理由とは。
料理人としてスキルアップをしたい
僕が7歳の時、母がロンドンで日本食レストランを開業しました。
小さい頃から母の手伝いでキッチンに入ったりしていたんです。
その影響で昔からお寿司や丼ぶり、天ぷらなどの様々な日本食に愛着を持っていました。
そして母と同じ料理の世界に入り、いくつかのレストランで働き調理のスキルを学んでいきました。
今回僕が寿司を学ぼうを決意した理由は、キャリアアップを目指すにあたって、
様々なテクニックや体系的な知識の必要性を痛感したためです。
特に寿司や日本食はロンドンでもここ数年非常に人気があります。
どの地域にも少なくとも2、3軒は日本食レストランはありますね。僕の街には6軒くらいかな。
世界中で人気のある寿司・日本食を学ぶのであれば、本場の東京で学びたいと思いました。
日本の文化にもすごく興味がありましたし、東京は人生で一度は訪れたい憧れの町だったので一石二鳥だと思ったんです。
クリストファーさんのお母さんのお店
寿司を嫌いな人はいない
ロンドンでは、客観的に見ても日本食レストランは大人気ですね。
寿司が嫌いな人なんていないんじゃないかっていうくらい、ロンドンだけでなく世界中で今は寿司が大人気です。
ここまで寿司が世界的に広まった理由は、そのヘルシーさだと僕は思います。
近年、欧米では特に健康志向の人が増え、ヘルシーな食に注目が集まっています。
油を使用しない寿司や素材の味を生かした調理をする日本食は特にヘルシーだととらえられているんです。
外国人が最初に口にする日本食は寿司でしょうね。そしてその魅力に気が付いて、他の様々な日本食も食べてみたいと思うんです。
いわば寿司は日本食の代表で、ひっぱっていく存在だといえますね。
もちろん、ただヘルシーなだけではここまで人気はでません。
健康に良くてしかも美味しい。これが寿司、日本食が世界に広まった理由だと思います。
本場で、本物の寿司を
ロンドンに寿司を学べる学校がなかったわけではありません。
それでも僕は今回東京に来て、東京すしアカデミーを選びました。
築地市場をはじめとする様々な”リアル”な場にアクセスできる立地、
実際の日本食レストランで本物の日本文化を体感できることに魅力を感じたからです。
実際の授業は、期待以上でした。
もちろん、初めてのことばかりで苦労もしたのですが、それ以上に自分の知識やスキルが上がっていくのが
目に見えてわかったので苦労も楽しむことができましたね。
先生たちは質問した以上のことを答えてくれますし、授業に参加していくうちに料理がどんどん好きになったんです。
好奇心旺盛な僕は毎日先生に呆れられるくらい質問していました。クラスで一番の質問魔でした(笑)
本場で、寿司だけでなく様々な日本食のバリエーションを学ぶことができる。
東京すしアカデミーは僕にとって最高の場所でした。
2か月間の発見
この2ヶ月間授業を受けてみて、様々な発見がありました。
まず、先生方が寿司に敬意を表しているということを感じることが多々あって、非常に印象的で面白く感じました。
ひとつひとつの、どんなに小さな食材にもこだわりを持ち一手間を惜しまないこと。
その一手間が実際に食材や寿司の味にどう影響を及ぼすか。
そういうことを徹底的に学ぶことができたと思っています。
食材の産地や魚のサイズなどへのこだわりを知り、日本人の美的センスを学び、
前よりももっと寿司を貴重に感じましたし、寿司が好きになりました。
あとは、入手できる魚のバリエーションが日本と海外では圧倒的に異なることも驚きでした。
西洋では使われていない魚の調理法を学べることは、
まさに東京の調理学校の魅力であり、イギリスに戻ってからは学べないことです。
例えば、有名なうなぎに関してもイギリスでは下準備済みのものしか使われていません。
なので、はじめの段階からのうなぎの調理法やそのバリエーションを学ぶことができたがとても面白かった。
イギリスのレストランに戻ってからも活用できるななんて考えながらとにかく楽しんで授業を受けていました。
ぜひ、入学を
是非実際にこの学校にきて「リアルな」経験をすることをおすすめします。
道路を渡れば世界的に有名な築地市場に行けるロケーションだけでなく、
学校の内外でたくさんのことを見て学ぶことができます。
とても集約された濃密なコースなので、1日も無駄にせずに授業を受けることが大事です。
遅刻や欠席もなしですよ(笑)
ここでしかできない経験、出会えない先生、学べないテクニック。
本気で寿司、日本食を学びたいという気持ちがある人にはこれ以上の場所はないと思います。