鮨職人はドバイを目指せ!1日1500万円を売り上げる超巨大レストランビジネス
世界中からお金持ちが集まる国ドバイは税金がない「タックス・ヘイブン」として有名です。セレブが集まる国だとレストランでのお金の使い方も豪快。特に王族の方に気に入られるとものすごいチップをもらえることもあるそうです。そんなの漫画の『サラリーマン金太郎』でしか見たいことが無い光景ですが、どうやら実在するそうです。
ドバイには約3,300人の日本人が住んでいると言われています。(2022年10月1日時点)当校の卒業生も何人かいらっしゃるのですが、日本では考えられないようなレストランビジネスのスケールの大きさに圧倒されるというお話をされていました。
ドバイでも鮨は大人気です。ミシュランの一つ星を獲得したブルガリホテルの高級鮨店「Hoseki」は9席のみの洗練されたカウンター席が美しいです。銀座の名店「かねさか」出身の鮨職人、杉山まさひろ氏が立ち上げから携わり、日本から毎日新鮮な食材を輸入して江戸前鮨を提供しているそうです。
1日1500万円を売り上げるレストランチェーン
Zumaは日本の居酒屋スタイルのグローバルレストランチェーンです。世界20カ国以上の地域に出店しています。ドバイ店では1日に 1500万円を売り上げるのだそうです。300席の大箱ですが連日大盛況です。ビジネスのスケールが桁違いです。
そんな巨大レストランには大勢のスタッフさんが在籍しており、ヘッド寿司シェフは日本人の方が務めています。当校の卒業生もこちらで働いている方が何名かいらっしゃいます。寿司部門で現在、副料理長を務めているのは当校の卒業生です。
お給料は税金がかかりませんので額面がそのまま手取りになる他、寮費、光熱費、インターネットは全て会社持ち。生活費がほとんどかからないそうです。
海外で働くハードルというのは年々厳しくなっており、アメリカは特に最難関とされています。そんな中、ドバイは他の国に比べると門戸が開かれており、外国人が働きやすい地域です。
Zumaの英国の採用担当者が来訪した際にお話をいろいろと伺いましたが、ドバイでの就労実績を積むことで、イギリスやアメリカの店舗に異動するというキャリアパスが存在するようです。グローバルに展開するレストランではチャンスがいろいろあるようですね。
ドバイで開業
今年3月にドバイで寿司屋を開業した卒業生もいます。アカデミー卒業から3ヶ月で岡山店を開業し、アカデミーの同期生とパリで寿司屋を立ち上げ、ドバイで3店舗目となります。次々と事業を立ち上げる行動力の高さに秘訣についていつかお話を聞いてみたいと思います。
週4日労働で年収1300万円
日刊SPA!が2024年08月16日に公開した記事が話題となっています。ドバイの高級和食レストラン「粋」でオーナーシェフを務めている佐川浩二氏は現在、週4日の労働で年収1300万円以上を稼いでいるのだそうです。しかも、ドバイは所得税がかかりませんので、収入は丸々手元に残ります。
ドバイの食通は本物を待っている
ドバイの食業界において、コラボレーションが新しい潮流となっています。その一例として、ドバイの日本料理店『TakaHisa』が、富山の名店『鮨し人』と手を組み、現地の食通たちに特別な体験を提供しています。一人当たり(約120,820円)という価格ですが大いに歓迎されているそうです。