高校生のなりたい職業で『寿司職人』の人気が急上昇
第一生命保険株式会社が2024年3月に発表した、第35回「大人になったらなりたいもの」の調査結果によれば、高校生男子の部門で「料理人/シェフ」が5位にランクインしました。
以下はアンケートをまとめた研究員さんのコメントを引用
「寿司職人になって海外へ行く」、「どこに行っても、何歳になっても技術を磨ける仕事で面白い」とのコメントもあった通り、働く場所を選ばず、世界でも通用する技術を得られる仕事とのイメージがあるようです。テレビや SNS を通じて、料理が魅力的な趣味・キャリアパスとして映ることも、ランクインした一つの要因ではないでしょうか。
項目としては「料理人/シェフ」ですが、その内訳はほとんどが「寿司職人」であることがわかります。 過去3年のランキングには入っていなかった「料理人/シェフ」が5位にランクインしたのは大きな変化です。
寿司屋といえば、かつては休みがない、給料が安い、労働時間が長いというイメージがありましたが、国内外問わず寿司の需要が高まっている中で、寿司職人の人手不足を解消するために、働き方改革に真剣に取り組んでいるお店は増えています。
昨今、放送されているACジャパンのCMによれば、近い将来、今ある仕事の約49%をAIやロボットが担えるようになるという予測があるそうです。何とも不安な気持ちになりますが、そんな中、職人の手仕事の価値が高まっているのを感じます。東京すしアカデミーの受講生の内、10代から20代前半の若い世代の割合が増加しているのです。
ご両親に勧められて来たという生徒さんも少なくありません。情熱大陸に出演して話題となった「鮨めい乃」店主の幸後綿衣さんも、大学卒業後の進路に迷っている時にお父様の一言でアカデミー受講を決めました。父親が娘に薦めるとは昔では考えられない変化だと思います。
また、当校の直営店『新宿 誠』はインバウンド比率9割を超えていますが、そこで店長を務める春日も、おじいちゃんからの勧めでアカデミーを受講しています。
そして、現在開講中の集中コース176期生には、YouTubeチャンネル『令和の虎』で授業料を支援してもらって入学した18歳の男の子が在籍しています。ガッツを感じます。若い世代の方たちに寿司職人が再評価され始めているというのを感じます。
高校や大学卒業後の進学先として、東京すしアカデミーをご検討中の方や、保護者の皆様におかれましては、是非一度、一流と言われる鮨屋で食事を体感してみてください。一流の鮨屋で食べることは、鮨職人にとって単なる食事ではなく、技術、味覚、サービス、創造性の全てを学ぶ修行の場です。回転寿司だって美味しいです。でも、仕事として鮨職人を目指すのであれば、回転寿司しか知らないままではいれないはずです。良い体験を通じて引き出しを増やしてください。