幸後綿衣さんが情熱大陸に出演「鮨めい乃」独立開業までを取材
2024年1月7日の情熱大陸では、鮨職人 幸後綿衣(こうごめい)さんの独立開業までの様子が放送されます。銀座「鮨あらい」の2番手として個室を任され、多くのファンを獲得しました。2023年11月に満を持しての独立。麻生十番に「鮨めい乃」をオープンしました。
開店と同時に予約の取れない人気店に。6席のプレミアシート争奪戦は更に困難になりそうです。情熱大陸の鮨職人の回は「あら輝 」の荒木水都弘 さん、「蛎殻町すぎた」の杉田孝明さん、「鮨なんば」の難波英史さんに次ぐ4人目です。
握りの花形・マグロを卸す豊洲市場の「やま幸」代表・山口幸隆もファンの一人。「時には師匠に習い、時には師匠とは全く違った握りを見せ、日本の鮨文化を変える逸材」と太鼓判を押す山口は、自分が選んだ最高のマグロは彼女のために卸すとまで言う。(※1)
「やま幸」といえば、名店の大将がこぞってマグロを仕入れていることで有名。日本一のマグロ仲卸と評される山口社長に、逸材と言わしめた幸後さんの実力は推して知るべしではないでしょうか。
幸後さんが鮨職人になるきっかけは、大学在籍中に父から「鮨職人になれ」と言われたことだったといいます。「鮨あらい」の社員紹介のページには次のように書かれています。
鮨職人を目指したきっかけは、大学在籍中に父から突然、「鮨職人になれ」といわれたこと(笑)。学生時代はいろんなことを一通り経験してきたので、そろそろ本気で自分が熱中できることに真剣に取り組みたい、と思っていたので、自然と父の言葉を受け入れました。その後寿司アカデミーに入学して基礎を学び、名店「すし匠」に入店。そこの二番手として活躍していた、今の大将と出会いました。(※2)
新井 祐一さんが「鮨あらい」を独立開業するタイミングで幸後さんも入店。2番手を任された個室には美食家やセレブが通います。サイバーエージェントの藤田社長は大切な会食で訪れることが多いと、ゲーテの取材で回答。寵愛レストラン3選に選ぶほど信頼をされているようです。
「幸後さんは僕のために、その日特にお薦めするワインのリストを事前に作っておいてくれる。会食の時は、そのなかからワインをセレクトする。僕の好みをわかっているので、とても信頼しています」(※3)
幸後さんは2018年に1年間フランスに留学しソムリエ資格を取得しており、その細部にわたる気遣いと美しい鮨で独自のスタイルを確立しました。情熱大陸の放送が楽しみです。
幸後さんは2013年の卒業生。同期生にはマイアミの「Sushi Yasu Tanaka」の田中康博さん、ドイツフライブルクでゴ・エ・ミヨ受賞「紗綾SAYA」の岸本祐典さんがいます。