シアトルへ移住。給料は2.5倍に
2022年11月12日放送のNHKサタデーウォッチ9で東京すしアカデミーが紹介されました。取材を受けた日は穴子の授業でした。海外移住を目指す生徒さんの就職相談の様子と、今年4月にシアトルへ移住した山田さん(49)がインタビューを受けました。
以前から海外での就職を希望する人は多かったのですが、ここ数カ月でその割合は全体の8割にまで増えています。
受講生で多いのが40代。未経験で1から学び始める人が殆どです。コロナの行動制限が緩和されたことで需要が戻り世界各地からの求人はこの1年で10倍に増えました。
統計データによれば海外で暮らす日本人の数は20年前と比べて6割増えています。背景の一つとみられるのが日本の賃金が上がっていないこと。
各国の平均年収を2001年を100として比較してみると、2021年は多くの国で大幅に上昇。2倍になった国もあります。一方で、日本はわずかに減っているのです。
卒業生の山田義之さん(49)も海外移住を実現させた1人。場所はアメリカ西海岸のシアトル。以前は、医療機器販売の営業マンでしたが42歳で一念発起し当校を受講。卒業後は国内の寿司店で経験を積んだ後今年の4月に渡米しました。
日本での給料はサラリーマンの平均的な水準でしたが、アメリカに来ておよそ2.5倍になったといいます。これには本人もびっくりだったようで、「そんなにもらえるんですね。」とコメント。
借りているワンルームの家賃は月およそ18万円。物価の高騰で生活費はかかりますがそれでも月に20万円ほど貯金ができるといいます。趣味は野球観戦だそうでマリナーズグッズを見せてくれました。休みの日は、スポーツ観戦を楽しんでいます。
「日本じゃなくても働けるスキルを身に付けて、自分で働く場所を選択できるようになるのが若い世代の人には必要。」と、記者からのインタビューに山田さんは答えていました。
NHKの取材によれば世界の各地で働いている9人の方に話を伺ったそうですが、皆さん給料だけじゃなくて仕事で身につくスキルと、ワークライフバランスを重要視されていました。
また、逆に日本の職場ではそれがなかなか得ることができなかったと話されているようで、世界での競争力を維持するためにも高いモチベーションで働ける職場づくりが求められていると思います。
海外就職を成功させるには具体的な計画を立てましょう。行きたい国の候補を挙げ生活水準、言語、治安の良し悪し、ビザの種類と取得方法を調べます。そしたら旅行に行ってみましょう。楽しかったらあとは条件を揃えるために行動あるのみ。海外移住は夢でも何でも無いです。実現可能な目標です。