料理教室の講師から青年海外協力隊を経て寿司職人に!香港で修行中の横手さん29歳
東京すしアカデミーが開校して3年。未経験の20代・30代の卒業生たちは、日本で修行を積み、着実に海外での寿司職人のステップを踏んでいます。今回紹介するのは、3期生 横手舞さん(29歳)。
大学を卒業後、料理教室で調理を教えていた彼女ですが、20代半ばにして、青年海外協力隊でアフリカのザンビアに赴任し、2年を過ごしました。
地域活性を目的として活動支援を行っていましたが、『お金の支援でなく就業支援、働く意識を変えなければ何も変わらない、自分がそういった環境を作りたい』 と帰国を目前に考えるようになり、インターネットでたまたま寿司職人養成学校・東京すしアカデミーのサイトを見つけました。
日本に帰国する前から資料を取り寄せ、帰国と同時に見学に来校したのですが、何の迷いもなく入試を受けられたそうです。受講が始まるのよりも早く直営店でのアルバイトを志願し、採用となり、1年間の受講期間中、研修を受けました。
1年たって、卒業間際になると、アフリカへの情熱は消えませんでしたが、まだまだ海外に行くためには修行が必要と直営店で働くことを決め、約1年勤務。1年後、東京すしアカデミー海外店の2番手で働いてみないかという求人に挑戦し、現在、この5月にオープンした香港「誠寿司」で働いています。
日本でも香港でも、女性寿司職人としてはパイオニアな存在となって、注目されている職人でもあります。2013年7月18日発売の香港の雑誌からも取材を受けました。
彼女は、これからも経験を積み、最終ゴールであるアフリカに向かってがんばっています。
世界に広がる日本食マーケット。寿司職人の経験のない彼女でも、受講中1年・卒業後1年で経験した技術は完璧な100点満点ではないけれど、70~80点くらい。どこかのお店で働くことになっても、なんとか仕事をまわせる力を養い、即戦力をつける。これが、『寿司力』。
語学は、80点くらい。彼女も含め、海外でぶちあたるのは技術よりコミュニケーション。言葉以外にも文化の違いにより、意見の相違はあり、仕事をしていくのは思ったよりも大変とはよく聞きます。
海外の職場では、英語、そして現地の言葉がチャンポンで飛び交うこともしばしば。70点以上を目指せるように、寿司シェフコースでは、英語を基本にそれぞれの生徒が語学学習をしています。これが、『英語力』
『寿司力』+『英語力』で、世界に通用する寿司職人・スシシェフを目指すためのコースが東京すしアカデミーの1年制・寿司シェフコースです。