自由を求めて。小さな店×1人経営×リスク最小の開業のススメ
いつかは自分の店を持ちたいとお考えの方は多いと思います。しかしながら当然リスクはあります。開業資金、立地、家賃などの運転資金、広告費などなど、考えることは山のようにあります。
その中で、リスクをどれだけ抑えられるかが成功の鍵になります。オススメしたいのは、自分の手が届く範囲の小さな店を無理なく、一人で経営するという方法です。事例をご紹介していきます。
不思議な魅力の寿司屋「リベルテ」
卒業生の冨樫さんが経営する寿司屋『リベルテ』がTBSテレビ『KAT-TUNの世界一タメになる旅!+』で紹介されました。(19年10月放送)岡村孝子の大ファンでつけた店名がCDのタイトルと同じ「リベルテ」。
リベルテさんはテレビで何度か取り上げられている(モヤモヤさまぁ〜ず等)のですが、人を惹き付ける不思議な魅力のあるお店です。席数は5。手作りのお店を一人で切り盛りしています。
冨樫さんの生き方に憧れる受講生は多いです。愛嬌のある冨樫さんだからファンが多いみたいです。冨樫さんのお店の食べログのレビューは愛にあふれています。
桑畑三十郎さんという方のレビューをとにかく読んでみてください。お寿司の味ではなく、人間味で商売していることが伝わるかと思います。飲食業において、お客さんに愛されるって重要な要素だと思います。
自宅を改装して1日1組限定の寿司屋を営む
2019年6月に話題になった老後2000万円問題。年金だけでは暮らせない時代ですが、いつまでも元気に働きたいという気持ちを当校は支援したいです。
すきやばし次郎の小野二郎さんと言えば世界一有名な寿司職人のひとりですが、御年93歳の今もカウンターに立って寿司を握っておられます。『NHKスペシャル』に出演されたときには天ぷら職人の早乙女哲哉さんと「100歳までやろう」と約束を交わすシーンが印象的でした。
当校にも60歳から修行して開業する卒業生がいらっしゃいます。河野さんは75歳の現役職人。60歳で始めた修行から都内で寿司屋を開業しました。「体が動くうちは働きたい。何事も始めるのに遅すぎることはない。」と語っています。
広告会社を退職して経験を積み、2011年に念願の開業を果たします。出張と貸切の隠れ家寿司屋「鮨かわの」は調布市西つつじヶ丘にあります。
1日1組限定のスタイルは「ゆっくりくつろいでおいしいお寿司を食べていただきたい。」との想いから。仕入れから出張まで1人でやっており、自宅に寿司屋専用の台所を作り営業されています。
完璧は求めない。1人経営の小さな鮨屋
12坪の居抜きのジャズバーを改装した6席の鮨屋「鮨しん」を若干26歳で開業したのが信田さんです。
彼は「リスクをどれだけ抑えて、お店を始めるかがとても大事。お店は作りこめば作りこむだけお金がかかるので居抜き。とにかく安く、開業資金をいかに抑えて始めるかに注力して行動していた。」と言います。
しかも、クラウドファンディングで資金を集めるために、日本一周すし旅をスタートさせます。2万円のお寿司屋さんを15件回って大将にお話を聞きながら勉強したという実績はインパクトがあります。自分のストーリーを作るためです。
しかも、ホリエモンこと堀江貴文さんがすし屋に修行はいらないという持論を展開した『多動力』という本を出したタイミングもあって、それを実際にやっているやつがいるぞと本人にも届き、時代ともうまくマッチして100万円の資金調達に成功したのでした。
信田さんは完璧を求めません。「とにかく妥協点を見出してそれを特色に変えていく。ワンオペにして自分ができる範囲内のことをやる。そして、設備よりも体験に投資する。」と言います。
▼飲食店の開業を考えているすべての人が読むべき、信田さんのインタビュー記事はこちら。売上から集客の手法まで赤裸々に語ってくれています。
趣味で居酒屋をやっている
こちらは当校の卒業生ではない方の事例ですが、とても考えさせられる内容だったのでご紹介します。早期退職した営業マンが、儲かる儲からないから離れて趣味で居酒屋をやっているという話です。
誰かが決めた幸せじゃなくて、自分にとっての幸せを定義できると幸せになれそう。そんなことを思いました。あなたは経済的な自由がほしいですか?精神的な自由がほしいですか?
自分の手の届く範囲の小さなお店をやりたい人は参考にされてみてはいかがでしょうか。あなたの寿司業界への参入を当校で是非支援させてください。