海外に移住するとすると国民年金はどうなるの?
海外へ移住する際、気になるのが国民年金。
途中まで支払っていたものはどうなるの?と心配になりますよね。
国民年金に加入義務があるのは、
「日本国内に住所がある20歳以上60歳未満の全ての方」とあり、
海外に移住する方は支払いの必要はありません。
しかし、それまで支払っていたのに受け取れる金額が少なくなったり、
支払いの期間が足りずに受給ができなかったとなると困ってしまいますよね。
そこでそのような方のために、国は「任意加入」という制度を設けています。
まだ日本にいる方は、住所地の市町村役場の年金窓口で、
既に海外へ渡った方は、日本にいた時の最終住所地を管轄する年金事務所で手続きを行う必要があります。
また、「社会保障協定」を締結している国への移住であれば以下の措置を受けることができます。
・二重加入の防止・・・・・・・保険料の二重負担を防止するために加入するべき制度を二国間で調整する
・年金加入期間の通算・・・保険料の掛け捨てとならないために、
日本の年金加入期間を協定を結んでいる国の年金制度に
加入していた期間とみなして取り扱い、その国の年金を受給できるようにする
協定を結んでいる国は現在、下記の14カ国です。
(※イギリス、韓国は、「保険料の二重負担防止」のみの締結です。 )
ドイツ イギリス 韓国 アメリカ ベルギー フランス カナダ オーストラリア
オランダ チェコ スペイン アイルランド ブラジル スイス
また、この他にも政府間で交渉中、あるいは予備協議中の国も多く、
海外移住を考えている方にとっては1カ国でもそのような国が増えてくれると良いですよね!
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