食べ物がない時代に誕生した、愛知県のご当地寿司とは?
江戸前寿司の本場、国内では東京でのみ開校している東京すしアカデミー。しかし通っていらっしゃる方の出身地は実に北は北海道から南は沖縄まで日本各地。
関西、特に大阪の郷土料理として知られるのは、「バッテラ」をはじめとする箱寿司。~東と西で異なる寿司飯の味に関してはこちらの記事を御覧ください~では愛知県のご当地寿司は!?
それは稲荷寿司。稲荷寿司誕生の地として有力な説のひとつが、愛知県豊川市とされています。遡ること約200年。天保の大飢餓の頃に生み出されたのだそうです。
豊川稲荷に備えてあった豆腐の稲荷揚げ。食べ物がなかった当時、お供え物であった油揚げの中にご飯を詰めて食べたのが始まりとされています。
大変な時代に今でもなお親しまれるこの稲荷寿司は誕生したのですね。