天然の寒ブリは出世魚として嫁入り先の初めてのお歳暮で贈る風習があります
魚問屋の上田がお届けするプチコラムです♫
今日は、年末に向けてのお魚! 富山県 氷見の天然ぶりです。10k超える物は、脂の質と共に甘味もあって素晴らしい!特に腹の部分は、お寿司にするとトロけるような旨さ絶品です。
この時期の天然ぶりは、出世魚として、嫁入り先の初めてのお歳暮として寒ブリ丸ごと1本を贈る風習があります。実は、去年は超不漁で、寒ブリ宣言もできずじまいでした。
しかし今シーズンは、11月末に寒ブリ宣言が出るほど、天然ぶりが溢れかえっています。実は10月は不漁だったのが1ヶ月遅れて、ここに来たか!という感じで嬉しい悲鳴です。
今年は、ほとんど市場に出回らなかったのが、今年はスーパーでも並ぶ価格なので今年は是非味わってください。
鮮魚の総合商社 株式会社利州 上田晋右
鮮魚の総合商社株式会社利州。「大阪中央市場に利州あり」とも言われるほど影響力を持った魚問屋の後継ぎとして生まれ、幼い頃から鮮魚に親しむ。現在は同社の取締役として鮮魚の流通経路の開拓、小売店への販売戦略提案などを担当。
日本の魚市場の発展を流通と食文化の両面から支える。長年築いてきた大阪の鮮魚市場の深い知識とネットワークを活かし、日本の寿司文化の普及に注力している。