チリで日本食レストランを開業!食品メーカーの海外駐在員経て独立:西川さん36歳
卒業生の声、今回はチリのプエルトモンで日本食レストランを経営している、
西川さんにお話を伺いました。
現在お店を拡大の為、リニューアル工事中とのことです!
また、以前、一時帰国の際に東京すしアカデミーで在校生に向けて海外での飲食店経営や
チリを含む南米の動向に関して説明会を開いて下さった西川さん。
今回のインタビューにも快く答えて下さいました!
■西川大輔さんの卒業後の活躍についてお話しを伺いました。
西川大輔さん ( 36歳)
和食レストラン「大和」経営
【経歴】
北海道大学院卒業
新東京インターナショナル就職
新東京インターナショナル就職中にチリ支局に駐在
新東京インターナショナル退職
東京すしアカデミーですしを学ぶ
東京の回転ずし屋でバイト
チリにわたり和食レストラン「大和」開店
現在に至る
滞在歴 計10年
— チリに滞在することになった経緯を教えて下さい。 —
前職で駐在員としてチリに滞在していた事がきっかけになりました。
— すしシェフを目指したきっかけを教えて下さい。 —
現地ではあまりにも寿司とかけ離れたものがSushiとしてまかり通っており、 日本人として許せなく感じたからです。
— 東京すしアカデミーで何を一番に学びましたか? —
衛生面や魚の扱い方など飲食の経験がないと見落としがちな細かい気配りをしっかりと学びました。
— 現在の職を得るまでに苦労したことを教えて下さい。—
言語や現地の文化になれることです。
—現地のお客さんが持つ寿司や日本食、日本文化に対する感想・思いを
(なぜ好きか、何に関心があるかなど) 教えて下さい。—
日本文化に対するリスペクトは大きいですが、食文化に対してはかなり間違って伝わっています。
— 現地来店客の横顔(年齢、職業、性別など)を教えて下さい。 —
会社の経営者やマネージャークラスが大半です。
— 現地で人気のすしメニューや日本食メニューを教えて下さい。—
当店では海鮮どんぶり(日本円で800円~1000円)が売れています。
— やり甲斐や楽しさを感じるときはどういう時ですか?—
お客さんが常連になってくれて、カウンターに座ってくれるようになり一緒に話をするときです。
— これからやりたいこと、夢などあれば教えて下さい。 —
レストランだけではなく現地で食材の卸の仕事や日本を含む様々な国との貿易業務にも携わりたいです。
また2010年〜は、店以外に前職で携わっていたチリのサーモンの貿易にも再びかかわっています。
最後に、店を始めて未だに自分の中で迷いがあることは、
自分が作りたいものをお客さんに食べてもらえるように工夫するのか、
それともお客さんが求めているも のを作るのか、という点です。
後者の方を選びだすと短いスパンで考えると儲かると思いますが、
それでは日本で寿司を勉強してきた日本人という利点が
無駄になってしまうような気がして日々葛藤しております。
日本の本物の食文化を世界中の多くの人々に知ってもらうために
西川さんが日々精進なさっているところが目に浮かびます。
西川さん、これからも頑張って下さい!
ご協力ありがとうございました!