卒業生の声 マリユ・ビットマンさん (Diplomaコース)
ディプロマコース114期を今年3月に卒業された
マリユ・ビットマンさんにインタビューしました。
マリユさんはエストニアの出身で、寿司の勉強のために日本を訪れていました。
-現在は何のお仕事をされていますか?
今現在は働いておらず、主婦をしています。
この学校を卒業してエストニアに寿司レストランを開こうと今考えています。
実は以前、エストニアの料理学校に通っていて、
その時に寿司店で3日間インターンの様な形で働きました。
なので、ほんの少しだけ寿司の握り方は知っていたのですが、
東京すしアカデミーで学んだものとは全く違っていました。
エストニアにはほとんど日本人は住んでおらず、
寿司店をやっている人であってもそこまで寿司について詳しく知らないんです。
-何故、お寿司を習いに日本に来られたのですか?
私は元々アジアの文化に興味がありました。
大学の専攻もアジア文化で、日本語も少し学びました。
そこで、エストニアでは学ぶことの難しい、 きちんとした正統派の寿司の握り方を
習得したいと思ったんです。
エストニアにはほとんど日本人は住んでいないのですが、寿司はとても人気。
私が住んでいる街だけでも約10件ほどレストランがあります。
しかし、きちんと寿司を学んだという方はおそらくいないので、
伝統的な寿司というわけではなく、寿司の様なもの・・・と言った感じです。
クオリティもそんなに高く無いと思います。
今回東京すしアカデミーで学んだものとは、魚を捌く方法も違いますし、
テクニックも全く異なります。
-エストニアで日本食はどんなイメージをもたれていますか?
おそらく『お米をよく食べる』というのがエストニアの人々の日本への印象です。
ほとんどのエストニア人は日本についてあまり知りません。 日本の食文化も然りです。
やはりそれは日本人がほとんど住んでいないので、情報が入ってこないんですよね。
-エストニアで人気のお寿司を教えて下さい。
基本的には他の国と同じだと思いますが、まずは太巻き・細巻きのロール系ですね。
中身はサーモンやマヨネーズなど様々です。 握りはあまり人気では無いですね。
やはり私達は生魚を食べる習慣がないので、握りのネタで言うとほとんどがサーモンです。
-東京すしアカデミーで何を学んだことは何ですか?
この2ヶ月間で本当に多くの事を学びました。
握り寿司の技術、魚のさばき方、寿司だけでなく他の日本食の作り方、
チームワークでの仕事の進め方などです。
ここに来るまで見たことさえないものもあり、
これからのキャリアに役立つ知識・技術をたくさん身に付けることが出来たと思います。
-今後の夢を教えて下さい。
夢は将来小さな寿司レストランをエストニアで開くことです。
今まで調理したことがなかった魚が多くあるのですが、そのような地元の魚を使って、
今はまだ余りエストニアで浸透していない握り寿司も提供していきたいです。
マリユさん、ありがとうございました!
ぜひエストニアで寿司レストランをオープンするという夢を実現してくださいね!