卒業生の声 横手舞さん(寿司シェフコース3期 )
11月放送の「Mr.サンデー」に女性寿司職人として出演された
当校の卒業生・横手舞さん。
アフリカ・ザンビアで寿司店をオープンする夢に向かって目下準備中です。
一時帰国中の彼女にインタビューしました!
-自己紹介をお願いします。
横手舞、29歳です。これからザンビアに再渡航を予定しています。
インタビュー動画はこちら(約4分)
-海外に興味をもたれたきっかけは?
大学時代、「ラテンアメリカ協会」というサークルに所属していました。
海外の文化に興味をもち世界各国を旅していく中で
食を通じて世界の人々に貢献したいと思うようになりました。
大学卒業後は大手クッキングスクールに就職しました。
そこで学んだ知識をもとに青年海外協力隊に参加しアフリカのザンビアに派遣されました。
-ザンビアではどんなことをされていましたか?
アフリカのザンビアでパンの作り方を教えるボランティアを経験しました。
ボランティア活動はやりがいのあるものでしたが
現地での経済活動に貢献できたかというとそうではなかったのです。
こちらが教えたいという意欲がいくらあっても
現地の方がついてくるかというと・・・なかなか難しくて。
モチベーションが違うんですよね。
一方、子供たちには救われました。
子供たちは無邪気に私が教えることを実践し
楽しんでくれるのです。
私はボランティアの経験を通じてザンビアと、ザンビアの子供たちが大好きになりました。
必ずまた戻ってくると約束して日本に帰国しました。
-寿司職人を目指したきっかけを教えて下さい。
ザンビアで寿司レストランを経営する日本の方にお話を聞く機会がありました。
ザンビアは今経済発展の途上にあります。
富裕層もどんどん増えてきて、彼らの中には寿司や日本食を好む人も多いのです。
今ザンビアで寿司屋をやるのは大きなチャンスだと聞き、チャレンジしようと思いました。
帰国してすぐに東京すしアカデミーを知人から紹介されて、入学を決めました。
-在学中のことを教えてください。
2011年4月に入学し、寿司シェフコースで1年間学びました。
正直に言いますと、私は寿司については全く知識が有りませんでした。
普通に寿司屋で食事した経験もあるかないか、という状態でしたので
すべてが新しいんです。
私はもともと調理学校でパンを教えていましたが、
パンの作り方と寿司の握り方は全く逆なんです。
パンや小麦粉で作る食品はこねればこねるほど美味しくなりますが
寿司はできるだけ早く手から放さなくてはいけません。
とにかくスピードが要求される技術に最初はついていけなくて
苦労しました。
ですが、すしアカデミーの先生方が辛抱強く教えてくださったのでなんとか
握れるようになりました。
-日本や香港で寿司職人として修行を積みました。
これからザンビアに戻り、出店の準備に入ります。
まずは投資家の方々に私のビジネスプランをお話し
投資を募るところからです。
この数年で多くの方に相談に乗っていただき
ビジネスにするからには「やりたい気持ち」だけではなく
実現可能性を伝えなくてはいけません。
そのために調査をし、また投資家のみなさんとの交流も大切にしています。
-これから寿司職人を目指す皆さんに一言お願いします。
私は寿司については全く無知のところから始めましたが
学校に通ったことで寿司職人として通用するレベルにまでなったと思います。
とにかく、数を握ることが上達のポイントだと思います。
私は学校でも店舗でも毎日大量に寿司を握る経験をさせてもらったので
それが良かったと思います。
とにかく、自分には向いていないとか思わずに粘り強く数をこなして
練習して欲しいと思います。
横手さんの夢への道はこれからまだまだ続きます!
いつも笑顔で前向きに頑張っている横手さん。
学校スタッフたちもそんな横手さんのファンなんです。
皆で応援していますよ。頑張ってくださいね。