ワルシャワの大手新聞紙WYBORCZAより、取材を受けました
<新聞社記事を翻訳>
イタリアといえば「パスタ」。日本といえば「うどん」。
ワルシャワにあるうどん工場では日本式パスタ「うどん」が作られています。
ワルシャワにの中心地にあるレストランUki Ukiのオーナー・松木氏は
レストランでその品質をチェックしています。
うどんはシンプルな生地で作られた太い麺です。
松木氏は「うどんは日本のファーストフード。手軽にお腹を満たせるメニューです」と語ります。
通常、日本では冷たいうどんの方が人気があるがポーランドでは温かいうどんの方が人気だと
シェフは言います。レストランUki Ukiではこのうどんを茹で上げ、さらに
その上に乗せる天ぷらを作っています。
ワルシャワで日本の「うどん」を伝える
東京すしアカデミー卒業後、寿司職人として経験を積んだ後、
ポーランド ワルシャワにてうどん店を開店。
UDONって何?という国で果敢に日本のソウルフード・ UDONを広めていっています。
ヨーロッパで手に入る水と材料でうどんの食感を再現すること
きちんと毎日責任感を持って出勤してくれるスタッフを見つけること
期限までに工事を仕上げてもらうこと・・・
どれを取っても日本で当たり前のように行われることができないのです。
これまでの松木さんの苦労は過去のブログに記録されています・・・。
http://www.sushiacademy.co.jp/entrepreneurblog
開店までは血の滲むような苦労をされながら、結果的には熱意と粘り強さで
今やワルシャワ一のレストランと言われるほどに店を成長させました!
店と一緒にスタッフも成長
UKIUKIは順調に推移しています。
昨年の暮れから、今年に入って来店数、売上ともに1〜2割増しとなりました。
週末、特に土曜日は空席が全くない状態がほぼ一日中続いております。
UKIUKIが成長したなと思える部分は、
スタッフさん達(特にリーダーの方たち)がどのような状況に置かれても、
臨機応変に物事を淡々と処理してくれてる事。
彼らだけに任せておいてもある程度の問題は解決してくれてる事。
スタッフさん一人一人とコミュニケーションをとるように心がけ、
やっと一つのチームとして機能し始めたように思います。
また、自分自身の行動の変化、考え方も変化(進化)している事を実感しています。
店だけでなくワルシャワ市民の利益も考えるように
以前はUKIUKIにとってプラスかマイナスかでの判断基準だったのが、
ワルシャワ市民にとって、業外全体にとってはどうなのか、
UKIUKIの役目、求められてる事はなんなのかという事を強く意識し始めたのは最近です。
もちろん、ラーメンの商品化、メディアへのしっかりとした対応、
積極的な業界人の食事会、イベントの参加、日本食のプレゼンなど、
その方向への仕事量が多くなってるのは事実です。
この半年は”この店のキャパが足りなくなるぐらいのお客さんに来てもらう” という事を
いつも意識しながら運転してきまいした。
徐々にその目標達成に近ずいていると実感しております。
<スタッフ後記>
準備期、開店間もない時期の苦労の分、今の成功は嬉しさもひとしおでしょう。
環境が変わって、困難が倍増しても決して諦めない姿勢が必要なのですね。
また事業はなかなか一人では大きくしていけるものではありませんが
人間関係を良好に保ち周囲からの助けも受けやすくしているのも
松木さんの人徳の賜物なのかもしれません。
これからも松木さんとUKIUKI のレポートをしていきたいと思います!