カナダ・トロントの寿司屋に就職が決定
寿司シェフコース9期卒業生の山本速人さんにインタビューしました。
-自己紹介をお願いします。
山本速人です。27歳です。1年の寿司シェフコースに通っています。3月に卒業予定です。(2015年3月に卒業されました)
−海外就職を目指したきっかけは?
小さい頃から海外に興味があって、「日本人に生まれたので日本食を」と思って寿司を選びました。そのときにちょうどテレビで東京すしアカデミーさんを拝見してこちらの学校に決めました。
−寿司職人をめざしたきっかけ
寿司の見た目が美しいのにすごい惹かれて。板前さんもかっこいいですし「もてるかな」というのもありますね(笑)
−就職活動について教えて下さい。
SUSHI JOBを通してメールで連絡を取ってカナダを受けました。( Skypeで)面接をしフィーリングがあったカナダのトロントの寿司店に決めました 。
−海外就職成功のコツを教えてください。
ワーホリ(ワーキングホリデービザ)があれば本当に強いと思いますねワーホリと、プラス、寿司学校の1年間の実績ですね。その2つがあればどこでも採用される勢いでした。
−寿司を学ぶ上で苦労したこと
今まで高級寿司を食べに行ってなかったので寿司の奥深さも何もわからなかったんですが学校に通い始めて知識を得て。東京の高級寿司に食べに行ってみると全然違いますよね、自分が握っているのと。
(シャリを)ふっくらさせたいんですけど外をしっかりさせないと口に運ぶまでにポロっとなっちゃたり。力の加減もすごく難しいですね。ネタのサイズに魚を切るというのも、とくに難しかったですね。
1年通ってやっと最近自信がついてきた感じなので。。寿司は難しいと思いました。
−上達のために取り組んだことはありますか?
放課後、授業終わりに1時間残れるのでそれを使ってずっと練習していましたね。家に帰っても大根の桂剥きは練習していました。
−寿司学校は就職に有利だと思いますか?
海外企業との面接の時に「海外の寿司屋で働いている人はいっぱいいるけど日本の寿司学校で1年学んでいる人は少ない、寿司学校に通ったのはすごく良い経験」と言われたんです。それはすごい自信になると思いますね。
−苦労したこと
入学したはじめの1、2ヶ月は「進んでいるのか進んでいないのか」という自分の中での不安がありました。周りも最初の1、2ヶ月はみんな不安そうでした。
「1年後俺たちはどうなっているんだ」「実力ついているのかな」という不安がありました。すぐには上達しないものだと思います。
−自信がついたのはいつ頃でしたか?
(7月から9月頃にかけて)前期のテストがありそれで点数がついて「あ、自分の実力これぐらいなんだ」と自信になったりしましたね。
−クラスメイトはどんな人?
この学校に来る人たちは寿司が好きでしかも海外を目指している志の高い人が集まってくるのでみんなが同じ目標に向かっている時間というのがすごいいいんですよね。
そういう目標を喋りながら授業をするっていうのが。ワクワクするんですよね、未来に対して。それがすごい貴重な体験になったと思います。仕事を辞めて学校にくるというのは大きな決断ですよね。そういうことをする人たちはみんな面白いです。そういう人たちを関われたというのが人生の財産だと思います
−クラスメイトとはどんな話をしましたか?
進路のこと。卒業したらどうするのというようなことを話しました。応援したり励ましあったり。たまに飲みに行ったり。前期・後期のテスト終わり「お疲れー」みたいな感じで飲みに行きました。
−今後の目標は?
まずは採用されたカナダの会社でしっかり、初心を忘れずに頑張りたいです。ワーホリのビザが1年なのでまずは1年ということになります。
チャンスがあれば店長を目指して就労ビザもとってということも考えています。さらに、カナダが住みやすい国だと思えば 永住権を狙いに行きたいです。
実は、学校で先生のアシスタントをしているうちに「先生も将来的には目指したい」思うようになりました。先生たちは本当に、誇り高くてかっこいい憧れの存在です。